文字を彫刻するためには、さまざまな方法があります。
彫り方の名称と、どのような特徴があるのかを、それぞれ説明します。
彫り方の名称は絶対的なものではなく、石材業者によって違うことがあるため 彫刻方法を決める際には、サンプルをご用意いたします。お気軽にお問い合わせください。
彫り込み
彫り込みは、最もスタンダードな彫刻方法です。 ハッキリと文字が浮かび上がるのが特徴で、とくに筆を置く地点を深く彫り込むことでメリハリがつきます。
浮かし彫り
文字部分を彫るのではなく、文字の周囲を削って文字を浮き立たせる彫刻法です。 文字部分にペンキを入れるといった工夫をしなくても、簡単に文字を目立たせることができます。
平彫り
筆を置く地点などで堀の強弱をつけることなく、平らに彫る方法です。 迫力はないものの、スッキリとたおやかな印象があります。
ヤゲン彫り
V字の彫刻刀で彫り込む手法で、文字の中央にスジがつきます。 梵字などに多く用いられます。
線彫り
スジ彫りとも呼ばれ、細く線の部分を彫り込む技法です。 文字よりも、周りの絵などに用いられることが多く、繊細な表現が魅力です。
好みの文字を使い、好みの彫刻方法を指定すれば、個性をぐっと表すことができるでしょう。